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換気の目安となる指標 二酸化炭素濃度
皆さん、コロナウイルス対策で事務所や店舗内の換気を積極的に行っておられると思います。
しかし、換気が適切に行われているかの目安・指標は知られておらず、換気の方法が合っているのか、手探りでされている方も多いのではないかと思います。
今回は、換気の目安・指標となる二酸化炭素濃度について、お伝えしていきたいと思います。
なぜ?二酸化炭素濃度が換気の指標となるのか
人は、呼吸によって体内に酸素を取り込み、二酸化炭素を体外に排出します。
事務所や店舗内に、人が密集した状態となると、室内の二酸化炭素濃度が高くなってくるのです。
実際に、室内の二酸化炭素濃度は、換気の指標として、法律(建築基準法・労働安全衛生法など)によってその上限(1000ppm)が決められています。
事務所や店舗内に人がいても、適切に換気が行えていれば、外気の二酸化炭素濃度約400ppmに近い値になります。
二酸化炭素濃度の測り方
二酸化炭素濃度計という二酸化炭素濃度を測る機器が販売されており、それを使うと室内の二酸化炭素濃度は簡単に測定できます。
ネットで検索すると、二酸化炭素濃度計は、1万円台後半から販売されているようです。
また、最近では、KDDIが小型IoTデバイスを用いて、室内の二酸化炭素濃度を常時モニタリングするサービスを始めています。
換気が適切に行えている二酸化炭素の濃度とは
法律(建築基準法・労働安全衛生法など)で決められている1000ppm以下であれば、適切に換気ができていると考えていいと思います。
二酸化炭素濃度は、室内の場所や室内にいる人数などによって、変化しますので、様々な状況下で測定し、換気が適切に行えているかを確認することをおススメします。
まとめ
- 室内の二酸化炭素濃度は、換気の指標として、法律(建築基準法・労働安全衛生法など)によってその上限(1000ppm)が決められている。
- 二酸化炭素濃度は、二酸化炭素濃度計で測定することが可能で、1万円台後半から販売されているようです。
- 法律(建築基準法・労働安全衛生法など)で決められている1000ppm以下であれば、適切に換気ができていると考えていいと思います。